SELECT文
SELECT文を使うことでデータの取得を行うことができます。
基本となる構文は以下の通りです。
SELECT 列名 FROM 表の名前; |
SELECTの後に取り出したい列名を指定し、FROMの後に表の名前を指定します。
列名はカンマ(,)で区切ることで複数指定することができます。
また、表の全ての列からデータを取得したい場合はアスタリスク(*)を使用します。
※余談ですが、開発現場ではアスタリスクの使用を禁止している所もあります。
これは、取得しているデータが明示的に示されていないため分かりにくいためです。
SELECT * FROM 学生;
列名を指定する場合は、表の列順ではなく指定した列順に出力されます。
また、同じ列を何度も出力することもできます。
SELECT 氏名,学籍番号,年,年,年 FROM 学生;
文字列や数値の出力
SELECT文では表に存在するデータ以外に、指定した文字列や数値を出力することが
可能です。
SELECT 氏名,学籍番号,'文字列',10 FROM 学生;
文字列を指定する場合はシングルクォーテーション(’)で囲みましょう。
出力されたデータの列名を見ていただくと、「’文字列’」「10」になっていますね。
このように、表から取得していないデータは列名が指定したデータがそのまま使用されます。
取得データの列名を変更する
上記のように列名が「’文字列’」「10」のように出力されると、少し分かりにくいですよね。
OracleSQLではSELECTの後の列名や値に列別名を指定して出力することができます。
列別名の指定
SELECT 列名 AS 列別名 FROM 表の名前; |
ASの後に列別名を指定します。
ASは省略可能ですが、ついていたほうが分かりやすいので極力つけておきましょう。
SELECT 氏名 AS 名前,学籍番号 AS 番号,'文字列' AS 文字,10 AS 数値 FROM 学生;