目次
SQLの分類
SQLとは一括りに行っても、以下の3つに分類することができます。
- DML(Data Manipulation Language):データ操作言語
- DDL(Data Definition Language):データ定義言語
- DCL(Data Control Language):データ制御言語
1.DML(Data Manipulation Language):データ操作言語
DMLはその名の通り、データベースのデータを操作するためのSQLです。
データの操作とは、データの検索・追加・更新・削除などが当てはまります。
具体的な文としては以下の4つです
- SELECT文:データの検索
- INSERT文:データの追加
- UPDATA文:データの更新
- DELETE文:データの削除
SQLと言えばこのDMLを指すと言っても過言ではないほど、よく使うものです。
2.DDL(Data Definition Language):データ定義言語
DDLはデータを格納するためのデータベースその物や表、ビューと呼ばれる物の構造を定義
するためのSQLです。
具体的な文として以下の5つが当てはまります。
※オブジェクトとは表・ビュー・インデックスなど、データベースにおける「物」のことです。
- CREATE文:オブジェクトの作成
- ALTER文:オブジェクトの定義を変更
- DROP文:オブジェクトの削除
- COMMENT文:オブジェクトに対するコメントを定義する
- TRUNCADE文:データの全削除
3.DCL(Data Control Language):データ制御言語
DCLとはデータベースやデータを管理するためのSQLです。
データベース利用者に、データの操作(検索・追加・更新、削除など)に関する権限を
与えたり、トランザクションと呼ばれるデータの整合性を保つ仕組みの制御を行います。
具体的な文として以下の5つが当てはまります。
- GRANT文:権限の付与
- REVOKE文:権限の取り消し
- COMMIT文:トランザクションにおける処理の確定
- ROLLBACK:トランザクションにおける処理の取り消し
- SAVEPOINT:トランザクションにおける処理のセーブポイント作成
今回のキーワード
DML(Data Manipulation Language):データ操作言語
データベースのデータを操作するためのSQL
DDL(Data Definition Language):データ定義言語
物の構造を定義するためのSQL
DCL(Data Control Language):データ制御言語
データベースやデータを管理するためのSQL