ITエンジニアに送る、ネット検索頼みで開発を行う4つのリスク・デメリット

ITエンジニアに送る、ネット検索頼みで開発を行う4つのリスク・デメリット

どうも、カネスズです。

プログラマとしてシステム開発を行っていると度々、言語の仕様が分からない、設定が分からないということがあります。

そんな時はネットでその問題を解決するために検索を行うと思いますが、この時ネット上に転
がっているソースコードをそのままコピーしたり、設定手順をそのまま真似することもあ
るでしょう。

もちろん、それらのことは悪いことではありません。
なぜか分からないけど、このソースコードをコピペしたら動いたからいいや
この設定の意味は分からないけど、こう書いてあるからいいや
なんて考えるのは論外ですが、調べること自体はよくあること。

しかし、問題なのは調べれば出てくるからと言って、覚えないことです。

調べれば出てくるんだからいいじゃん!と思う方もいると思いますが、そんなことはあり
ません。

今回はシステム開発においてネットを頼りっぱなしになっているITエンジニアの方のために、言語仕様などを覚えずにネット検索で済ませてしまう場合の4つのリスク・デメリットをご紹介して行きたいと思います。

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ネット検索頼みだと起きる4つのリスク・デメリット

今回ご紹介するリスク・デメリットは以下の4つです。

  1. 作業効率の低下
  2. ネット環境がない現場での問題解決ができない
  3. 新技術・機能を使う際に対処できない
  4. 人に説明できない

自分にも身に覚えがないか、考えながら是非見てみてください。

それでは1つ1つ見ていきましょう。

作業効率の低下

単純な話ですが、ソースコードを書く際にいちいち調べては書き・調べては書きを繰り返
していてはかなり効率が悪いです。

調べればパッと出てくる情報であればまだいいですが、検索して上から「順に目的のサイトを探したり」以前お気に入りに入れて「どれだったかなぁ……」とやっていては、しっかり覚えながら開発を行っている人の半分程度の仕事しかこなせないでしょう。

システム開発を行う中で、一番問題と成り得るのが納期に間に合わないという部分です。急な仕様変更で納期が間に合わない!ということもよくありますが、効率よく作業を行い、作業に余裕を持たせることができればそんな仕様変更への対応もこなせる場合があります。

プログラミングを手早く終わらせることができれば、その分時間をテストに回すこともできますし、そうすれば品質の向上にもつながります。自分の作業は終わったのだからと休みを取るという手もあるでしょう。

作業効率を上げるというのは、ただ仕事が早く終わるというだけでなく様々なメリットがついて来ます。そのため、調べれば済むじゃん、ではなくしっかり覚えるようにしましょう。

ネット環境がない現場での問題解決ができない。

情報セキュリティに重点を置いている開発現場では、ネットへの接続を禁止している場合があります。

開発現場でなくても、保守契約から客先へ赴きシステムの不具合対応や設定の見直しをする場合はネットが使えないという場面が多々あります。そんな環境では、ネットでの調べ癖がついて自分で覚えていないような人は仕事にならないでしょう。

もちろん、しっかりと覚えながら開発を進めている人でも分からない部分が出てくることはありますが、その場合は現地の方に教えてもらう、ネットには繋げないが、自社の人に電話して調べてもらうなど手があります。

しかし、それにも限度があります。

1から10まで教えてもらう・調べてもらうなどをしていては、そもそもその人がそこで仕事をする意味がありません

このように、ネット環境がない現場でも対応できるようになるためにも、覚えるというのは大切なのです。

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新技術・機能を使う際に対処できない

当たり前ですが、新技術や機能など、比較的新しい情報はネット上にまだ存在しない場合があります。その場合はネットで調べようとしても、有益な情報は得られないでしょう。

それは、覚えながら開発を行っている人も同じじゃん」と思う方もいるかもしれませんが、そうでもありません。

なぜなら、覚えている知識を応用させ新技術に対応できる可能性があるからです。

例えるなら、連立方程式という新技術が出てきた場合、方程式の解き方を覚えていればそれを応用させて対処が可能です。しかし、方程式の解き方を覚えていなければ、対処はむつかしいです。

今回の例では連立「方程式」と方程式という言葉が含まれているためそこから連想させ、方程式の解き方を調べなおせば対応できるかもしれませんが、開発はそうもいきません。

様々な技術に対応できるようになるためにも知識・技術を覚えておくというのは重要です。

人に説明できない。

これはそこまで重要な問題ではありませんが、システムの開発チームなどからソースコードについて説明を求められた場合、ネットからのコピペで覚えていない状態だとすぐには答えられないでしょう。

自分で書いたソースにも関わらず「調べなおすからちょっと待ってて」と言うのは気が引けますよね。

この問題がチーム内での説明に収まればいいのですが、会社によっては「ソースレビュー」を行う場合があります。そこでソースについてあれこれ説明を求められた際に、すぐに答えられなければまずいでしょう。

そうならないためにも、自分が作ったものはすべて説明できるように理解し・覚えておくことが大切です。

終わりに

ここまで、ネット検索頼みでシステム開発を行う4つのリスク・デメリットを紹介してきましたがいかがでしたか?

私もプログラマに成りたての頃は、ネットからのコピペを使い覚えようとはしていませんでした。その結果先輩から説明を求められ、すぐには答えられずに怒られた思い出があります。

上述しましたが、ネット上にあるソースコードをコピペすることはソースの意味を理解できているのであれば全く問題ありません。しかし、そこで終わるのではなくもう調べなくてもいいように覚えておくことが大切なのです。

ネットでの調べ癖がついて言語仕様や設定などを覚えていない方は、この機会に是非覚える努力をしてみてください。きっと優秀なITエンジニアになることができるでしょう。

それでは今回はこの辺で。
ではでは!

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