基本情報技術者試験に合格するための勉強法・オススメ参考書を紹介

最近溜まりに溜まった参考書類を整理していると、

基本情報技術者試験の参考書・問題集が出てきました。

私が基本情報技術者試験に合格したのは3年前なのですが、

結構頑張って勉強した覚えがあります。

懐かしいですね~

この資格を取ると資格手当がついたり、報奨金が出たりと会社からの需要も多いようです。

学生時代も就職が有利になるからと勉強している人がたくさんいました。

というわけで今回は、私が行った基本情報技術者試験の勉強法と

おすすめの参考書をご紹介したいと思います。

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試験の概要

まずはサラッとこの試験の概要を書いておきます。

IPA(情報処理推進機構)が行っている試験で「高度IT人材となるために必要な

基本的知識・技能を持ち、実践的な活用能力を身に付けた者」を対象としています。

要は、「IT業界で働くための基本的な知識を持っているかどうか」を試す試験です。

試験は午前試験と午後試験が有ります。

午前試験

時間 9:30~12:00
問題数 80問
回答形式 選択
合格基準 60点

午後試験

時間 13:00~15:30
問題数 13問(内7問を選択し、回答)
回答形式 選択
合格基準 60点
文章問題

計300分の試験のため、体力勝負でも有りますね。

もちろん早く終われば退出可能です。

午前試験の勉強法

今回紹介する勉強法の勉強期間は3ヶ月程度です。

私の場合、試験の4ヶ月前から勉強をはじめたので1ヶ月余った状態で過去問が

合格点を越えました。

余裕があるのは良いですが、知識は薄れていってしまうため試験の3.5ヶ月前くらいから

勉強を始めると丁度いいかもしれません。

もちろんこの勉強法をゆっくりやるだけでも良いです。

ちなみに私は

午前80点代
午後70点代

で合格しました。

細かい数字は忘れましたm(_ _)m

それではお待ちかねの勉強法です。

1.参考書を流し読みする

最初から参考書をしっかり読み込む必要はありません。

というのも、登場する単語や意味、考え方は独立しておらず別の何かとつながっている

場合がほとんどだからです。

そのため、最初から読み込もうとすると他の知識との関連性が分からずに

理解が遅れてしまいます。

まずは覚えようとしている知識の関連性や全体像を把握するためにも読み込まず

サラッと読んでしまいましょう。

読んでわからない部分が出てきても、今は調べる必要はありません

ここで私がおすすめする参考書は以下の2つです。

キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者

この本の特徴は、表紙でも書かれている「分かりやすさ」です。

多くの図解が用意されており、理解を助けてくれます。

また、普通の参考書では章ごとに練習問題が記載されていることが多いですが、

この参考書では知識の一区切りごとに練習問題があるため、とても効率的に

勉強を進められます。

イメージ&クレバー方式でよくわかる栢木先生の基本情報技術者教室

この参考書の特徴は、タイトルにもある「クレバー方式」です

クレバー方式とは、「AとくればB」のように単語や意味の特徴的な部分・核となる部分と

その内容を関連付けて覚えることができるため、この試験のような選択式の試験ではとても

ありがたいです。

気になる点は、少し説明が足りない所。

ITについて少し知識がないと理解できず困ってしまうかもしれません。

ITについての知識にあまり自信がないのであれば「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者

すこし自信があるのであれば「イメージ&クレバー方式でよくわかる栢木先生の基本情報技術

者教室 」をおすすめします。

ちなみに私は「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」をメイン参考書にしていました。

2.参考書を読む

ここではしっかりと参考書を読みましょう。

午前問題は回答群にある4つの選択肢から選択する形式のため、単語とその意味を

しっかり覚える必要はありません

単語・意味を聞いて「あれかなー」と思い浮かべることができれば、

回答することが可能でしょう。

よくある勉強方法として、ノートに単語・意味を書き込むという方法がありますが

この試験ではおすすめしません

というのも、覚えなければいけない単語の数が膨大だからです。

書いている時間を、参考書を読む・問題を解く時間に使ったほうが確実に有意義でしょう。

しかし、なんとなく覚えているだけでは答えられない問題が有ります。

それは計算問題です。

問題として、データ量・処理速度の計算やN進数の変換を行った結果を答える

問題があるのですが、それらは公式をしっかり理解し覚えなければなりません。

公式や計算方法などは、ノートなどに書いて理解を深めたほうが良いです。

また、読んでも分からない部分が出てきたらネットかなにかで調べましょう。

この時、調べた内容はその参考書に直接書き込むか、付箋などに書いて貼り付けておくのが

ベストです。

参考書は何度も読み返すため、改めて見て分からず調べなおしたり別ノートに書いて

おいたりすると一手間かかって面倒です。

それだけで完結する自分専用の参考書を作ってしまいましょう。

3.午前問題の過去問を解く(1回分)

ここでようやく問題を解き始めます。

過去問はWebサイトで公開されているもので十分ですが、

詳しい解説が載せられている問題集を購入してもいいと思います。

私がおすすめする参考書はこちら

基本情報技術者 パーフェクトラーニング過去問題集

この問題集は合計12回分の演習が載っているため、これ一冊で過去問題集は十分です。

問題の難易度や出やすさなども記載されており、おすすめです。

解説も丁寧に書かれている点も嬉しいですが、重要な単語を乗せた単語集もあるため

ちょっとした参考書としても利用できます。

解く問題としては、試験1回分で十分です。

この段階では、時間を図る必要はありません。

じっくりと取り組みましょう。

しかし、ここで1つ取り組んでほしいことが有ります。

それは、選択肢を全て調べることです。

問題を解く際、選択肢に4つ単語や意味があると思いますが、その問題の回答1つだけに

注目するのではなく、不正解である3つの選択肢も分かるようにして下さい。

この選択肢は問題通りの答えだ。この選択肢は〇〇のことだから違う。

というように、なぜそれが答えなのか・なぜそれは答えではないのかを

理解してほしいのです。

何故かと言うと、消去法が使えるためです。

問題の答えは分からない…でも選択肢のうち3つは違うと分かる。

こうなれば、その単語や意味を知らなくても正解を導くことができます。

そのため、解く問題の選択肢は全て分かるようにしておきましょう。

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4.参考書を軽く読む

3度目の参考書です。

問題で正解できた所は軽く。出てこなかった部分は普通に。分からなかった部分は

しっかりと読むようにしましょう。

3度目ということで、飽きが来ているかもしれませんが

参考書をすべて読むのは今回が最後のため、頑張ってください!

5.午前の過去問を解く(時間を図りながら・1回分)

2回目の過去問です。

今回は時間を図りながら行いましょう。

と言ってもペースをつかむ為なので、あまり気にしなくてもいいです。

私の場合、この段階で合格点まで達していました(ギリギリでしたが)。

終わった後は1回目と同じく、すべての選択肢が分かるように調べておきましょう。

6.午前の過去問を解く(本番のつもりで)

時間を意識しながら、本番のつもりで過去問を解きましょう。

ここからは過去問を解くだけです!

余裕で合格点を取れるまで、ひたすら解きまくりましょう!

ありがたいことに過去問は10回以上分存在するため、問題が尽きることはないはずです。

できれば新めの過去問を選びましょう。

7.午後の過去問を解く(時間を気にせず・2回分)

解く量としては過去2回分を解きましょう。

午後は文章問題です。

文章を読んで問題を解くため、読解力も必要になっています。

と言うか、読解力が全てと言っても過言ではありません。

今回は時間を気にせずですが、午後問は時間との戦いのため問題を早く読む・早く理解する

ことを心がけて下さい。

午後は選択形式ですが、全ての分野の問題を解いて下さい

何故かと言うと、どの分野が自分に向いているか把握するためです。

2回過去問に挑戦するのも1回では向き不向きが分からないためです。

分野としては

  • ハードウェア
  • ソフトウェア
  • データベース
  • ネットワーク
  • 情報セキュリティ
  • データ構造及びアルゴリズム
  • ソフトウェア設計
  • ソフトウェア開発
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム戦略
  • 経営戦略・企業と法務

がありますが、ここで8個に絞り込んで下さい。

1つはその問題がどうしてもわからなかったときの保険です。

※情報セキュリティ・データ構造及びアルゴリズムは必須です。
※ソフトウェア開発も5つから1つを選びましょう。

ちなみに私が選んだのは以下の8つです。

「ハードウェア・ソフトウェア・データベース・ネットワーク・情報セキュリティ・
データ構造及びアルゴリズム・ソフトウェア設計・ソフトウェア開発(表計算ソフト)」

参考にどうぞ。

8.午後過去問を解く(時間を測りながら)

ここからは時間を測りながら、問題に挑戦します。

やってみるとわかりますが、時間が足りません。

そのため、時間内にできないこともあるでしょうが時間内にできるだけ

解けるよう頑張りましょう。

時間が過ぎてしまってもゆっくりにならず、そのまま選んだ問題を解いて下さい。

早く問題を解く練習になります。

午前と同じく余裕で合格点を取れるまで、ひたすら解きまくりましょう!

9.参考書を読む

参考書を読むのは最後と言ったな…あれは嘘だ!

午後問を勉強していたせいで、基礎知識が薄れてしまっているでしょう。

ここでもう一度復習を行います。

と言っても読み込まずサラッと読むだけで十分です。

10.午前・午後の過去問を解く(本番のつもりで)

この試験は計300分もあるため、体力勝負です。

試験時間は

午前 9:30~12:00
午後 13:00~15:30

なので150分間午前の過去問に挑戦し1時間休憩。

休憩後、150分間午後の過去問に挑戦してみましょう。

きついです!

私は集中力が続かなかったためか、最初は午後問題が合格点に達していませんでした…

この方法は休憩時間も含め6時間も掛かるため、平日に行うのは厳しいです。

平日は午後の過去問を解くことに専念し、休日に挑戦しましょう。

これを、合格点が取れるまで頑張るのです!

合格点が取れるようになったら…

参考書を読みましょう。

またかい!!!

結局は参考書に落ち着きます。

というのも、午前も午後もその量が多いため気軽にはできないです。

基本は参考書を流し読みしておき、たまに午前・午後の過去問を解きましょう。

試験当日

試験当日は朝ごはんをあまり食べないようにしましょう。

トイレに行きたくなっては困ります。

そして何より大切なのは、受験票です!

忘れたら半年待たなければなりません。

待つだけならまだしも、知識は薄れていきます。

また勉強をし直さないためにも、受験票だけは忘れずに!

まとめ

ここで紹介した勉強法をまとめておきます。

  1. 参考書を流し読みする
  2. 参考書を読む
  3. 午前問題の過去問を解く(1回分)
  4. 参考書を軽く読む
  5. 午前の過去問を解く(時間を図りながら・1回分)
  6. 午前の過去問を解く(本番のつもりで)
  7. 午後の過去問を解く(時間を気にせず・2回分)
  8. 午後過去問を解く(時間を測りながら)
  9. 参考書を読む
  10. 午前・午後の過去問を解く(本番のつもりで)

この通り勉強すれば絶対受かる!!

とは言えませんが、私はこれで合格できたので実績はあります。

勉強の目安として、ぜひ参考にしてみてください。

この記事が、基本情報技術者試験の合格を目指す方々の参考になれば幸いです。

それでは今回はこの辺で。

ではでは!

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