どうも、カネスズです。
皆さんは「分からないことが分からない」と言う経験をしたことが無いでしょうか?
会社では新入社員に起こりがちなことですね。
この状況になってしまうと、自分が困ってしまうのはもちろんですが、分からないことがわからないと言われた側の人も困ってしまいます。
今回は、「分からないことが分からない」そんな状況になってしまったときの対処法について書いていきたいと思います。
目次
分からないことが分からない
学校での勉強や仕事など、その事について説明されているにも関わらず、よく分からない。その後に分からないことがあったら聞いて下さい、と言ってはくれるものの、分からなすぎて何がわからないのかが分からな。
周りの人は理解して疑問点を質問しており、自分だけが分からないのだと焦ってしまう。
この悪循環からミスをしてしまう人も多いでしょう。
原因
原因は大きく分けて以下の4つが考えられます。
- 前提知識が足りない
- 全容が把握できていない
- 根本的な勘違いをしている
- 相手が間違っている
現在分からないことが分からないと言う状況に陥っているかたは、どれに当てはまるのか考えながら見てみて下さい。
前提知識が足りていない
例えば
「連立方程式を解いてください」
と言われた場合、方程式の解き方が分かっていれば、連立方程式の解き方をそのまま聞けば直ぐに理解できるでしょうし、何なら自力で解答を導くことも可能でしょう。
しかし、方程式の解き方が分からなければ、何をどうすれば分かりません。
このように、前提となる知識が足りないがために「分からないことが分からない」と言う状況になってしまっている可能性がありますあります。
もう一つ例を出すと
次の問題を解いてください。
4!
このビックリマークの意味が分かっていればどうと言うことはありませんが、分からなければ何をどうすればいいのか分かりませんよね。まさに「分からないことが分からない」と言う状況ではないでしょうか。
答えは「24」です。
これは階乗と言って、その数値になるまで1から順に掛けていくことで答えを出すことが出来ます。
1 × 2 × 3 × 4 = 24
という感じですね。
対処法・対策
知識が足りないのであれば下調べをしておく、勉強を行うことで対策になります。
もうすでに「分からないことが分からない・何がわからないのか分からない」と言う状況に陥っているのであれば、担当の方に直接「内容があまり理解できなかったのですが、前提となる知識や勉強しておくべきことはありますか?」と言うように聞いてしまいましょう。
全容が把握できていない
これは取り組む対象の規模が大きい時におこりがちなのことですが「自分の担当分」しか内容を知らず、それが「いつ、どこで、誰に、どんな」役にたつのがか分からないために、「分からないことが分からない・何がわからないのか分からない」と言う状況になっている可能性があります。
私は現在プログラマとして働いているのですが、全容が把握できていないがために
「このシステムの処理はなんだ……?」「この機能の意味が分からない……」なんてことが良くあります。
しかし、全体を見て、そのシステムが作られることになった背景やお客さんのことを聞くと、すぐに理解できるようになります。
対策・対処法
対処法は原因の通り、全体を把握するようにしましょう。
全容が分かる資料を読むなり、担当者に話を聞くなりして、全体のイメージが付くようになればもう大丈夫なはずです。
根本的な勘違いをしている
この原因が「分からないことが分からない・何が分からないのか分からない」と言う状況に陥ってしまう一番の理由かもしれません。
この例を見てみてください。
「○○君。この図面と同じものを作ってほしい」
そこには見たこともない図で、何が書いてあるのかサッパリ分からない……
こんな状況になったら何をどうすればいいのか分りませんよね?しかし、この状況が根本的な勘違いをしているとしたらどうでしょう。
例えば、「図面から物を作るのではなく、その図面自体をもう1つ作ってほしい」と言う依頼だったら何とかなりそうではないですか?
少し強引な例えですが、根本的な勘違いをイメージして頂けると幸いです。
対策・対処法
対処法は簡単です。
相手に自分の認識を話し、合っているか確認を取りましょう。一番いいのは、説明を受けた時・依頼を受けた時などの後にすぐ聞けると良いですね。
勘違いと言うのはいくら経験を積んでも、起きる時は起きてしまいます。こまめな確認を心がけましょう。
相手が間違っている
自分なりに色々考えてみても一向に何が何だか分からない場合は、そもそも相手の説明・依頼が間違っている可能性があります。
相手が間違っているのであれば、こちらが「分からないことが分からない」と言う状況になってもどうしようもないですね。
しかし、この原因は今まで紹介してきた3つの原因を考えた後に、最後の可能性として考えるようにしてください。と言うのもいきなり疑って掛かっては相手に失礼ですし、仮に自分の知識不足や勘違いが原因と言う可能性もあります。
まずは自分を疑い、それでも解決しなければ相手が間違っている線を疑ってみてください。
対策・対処法
これに関しては対策を練ることは難しいです。
対処法としては、上述しましたが今まで紹介してきた3つの原因を考察し、それでも解決しなかった際に相手に確認を取ることぐらいです。
繰り返しになりますが、この原因は最後の可能性として考える様にしましょう。
おわりに
ここまで、分からないことが分からない・何が分からないのか分からない時の原因と対処法を紹介してきましたが、いかがでしたか?
この状況になってしまうと、とても悩んでしまう方も多いですが、今回紹介した4つの原因を考えてみてください。意外とすんなりと解決するかもしれません。
この記事が悩める方々の参考になれば幸いです。
それでは今回はこの辺で。
ではでは。