どうも、カネスズです。
以前、タブレット向けのシステムを開発する際に、システムの表示や動作を確認する必要があったのですが、タブレット本体が無く、確認が出来ずに困っていた時がありました。
そんな時に、Visual Studioに同封されているWindows シミュレーターと言う物を発見し、タブレットが手に入るまでの繋ぎとして大活躍してくれました。
しかし、このWindowsシミュレーターはかなり分かりにくい場所に存在したため、今回は覚書きとして残しておきたいと思います。
Windowsシミュレーターの場所
場所は以下の通りです。
C:\Program Files (x86)\Common Files\Microsoft Shared\Windows Simulator\14.0
最後の「14.0」という部分はVisual Studioのバージョンによって異なると思いますが、基本的には、上記フォルダ内の「Microsoft.Windows.Simulator.exe」と言うファイルがシミュレーターです。
ファイルをクリックすると、↓の様なタブレットが画面に表示され、本物のタブレットの様に操作することが出来ます。
シミュレーターの機能
基本的な機能は、下記の通りです。
- マウスモード
- 基本タッチモード
- 縮小/拡大タッチモード
- 回転タッチモード
- 時計回り回転(90°)
- 反時計回り回転(90°)
- スクリーンショット
タブレットでの動作を確認する分には、十分すぎる程ですね。作ったシステムやアプリをタブレットに入れなおす手間を考えると、こちらの方がいいかもしれません。
注意点
注意点としては、画面をマルチディスプレイにしていると正しく動作しない様です。当たり前と言えば当たり前ですね。
そして、忘れてはいけないのが「シミュレーター」だということ。実際のタブレットとはどうしても動作の差異がある可能性があるので、しっかりとテストを行う場合は、タブレットを用意した方がいいでしょう。
Visual Studioで開発をしていなくても、タブレットの動作確認をするためだけに入れるだけの価値はあると思います。皆さんも試してみてください。