基本情報技術者試験や応用情報技術者試験は業務で役立つの?メリットは?

基本情報技術者試験や応用情報技術者試験は業務で役立つの?メリットは?

どうも、カネスズです。

プログラマやSEなどのITエンジニアを目指している方、または既にITエンジニアとして働いている方は、学校や会社から基本情報技術者試験(以下、基本情報)・応用情報技術者試験(以下応用情報)の取得を勧められたということはないでしょうか?

これらの試験は世間的にも有名ですし、IT業界にエンジニアとして勤めるなら持っておかないと!と考えている方も多いでしょう。

しかし、この試験が実際の業務で役立つの?と思っている方も多いと思います。

単刀直入に言ってしまうとYESです。

業務でその知識が役立つことはもちろん、その試験に合格しているだけでも様々なメリットがあるのです。今回は基本情報や応用情報が業務で生かされる場面やメリットなどをご紹介していきたいと思います。

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知識が生きる場面・メリット

基本情報や応用情報の知識が生きる場面やメリットは、以下の6つが挙げられます。

  1. 業界用語を使った会話が理解しやすい・スムーズに行える
  2. 開発するシステムの仕組みが理解しやすい
  3. 問題解決力を養える
  4. SQLの知識は開発で直接役立つ
  5. 客先面談でアピールポイントになる。
  6. 手当がつく場合がある

それでは1つ1つ見ていきましょう。

業界用語を使った会話が理解しやすい・スムーズに行える

IT業界は業界用語で溢れています。基本情報や応用情報を勉強したことがある方なら分かると思いますが、英語の頭文字を使った単語がとても多いです。

そのため、それらの知識が無いと慣れるまでは会話すらままならないこともよくあります。会議や打ち合わせで話はどんどん進んでしまうのに、全然内容が分からない……なんてことになっては大変です。

IT企業にしばらく勤めていれば嫌でも覚えてきますが、新人さんの場合はそうもいきません。
しかし、基本情報・応用情報を取得しておけば、完璧にとは行きませんがある程度知識として用語を知っているため業界用語を使った会話も可能となるでしょう。

また、この業界で多いのが、分からないのに仕事を進めてしまうというものがあります。

この原因は複数あるとは思いますが、用語が分からずなあなあで仕事を進めてしまったというのも1つの原因だとおもいます。そうならないためにも、この2つの試験は勉強しておいて損はないでしょう。

開発するシステムの仕組みが理解しやすい

システム開発を行っていると、様々な仕組みのシステムを開発することになります。その開発を行うにあたって基本情報・応用情報の知識は大いに役立ちます

例えば「今回作るシステムはクライアントサーバー型のシステムだ」「WEBサーバー型のシステムだ」などと言われた場合、基本情報や応用情報ではおなじみの知識です。勉強していればシステムのイメージも付きやすいでしょう。

他にもハードウェアやソフトウェアの知識も開発や環境構築で使うことが多いですし、後述する問題解決を行うための助けにもなります。

開発を続けていればおのずと身についてくる知識ではありますが、最初から持っているのと、徐々に身についてくるのであれば、断然前者のほうが良いでしょう。

問題解決力を養える

基本情報や応用情報の午後問題は、とある企業で発生した問題や業務改善などに関する対策・解決方法を求められる内容が多いです。

これらの問題は、まさにITエンジニアの業務と一致します。

ITエンジニアの仕事はシステムを作ることですが、そのシステムを作る理由というのはお客さんが抱えている問題を解決するためです。

業務上問題のある個所をIT化してミスの無いように、IT化してより効率よく簡単に……これらの問題解決を提案するのもエンジニアの務めです。

基本情報や応用情報の午後問題には、お客さんの問題解決だけでなく、システムで発生した不具合の解決にも役立てる内容もあります。

午後問題は、この問題解決力を養うためには非常に有効な勉強法でしょう。

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SQLの知識は開発で直接役立つ

SQLはデータベースを操作するための言語ですが、データベースを利用したシステムはとても多いです。そのためSQLの知識があれば開発において即戦力になることも可能でしょう。

プログラミング言語は開発現場やシステムによって変わることはありますが、SQLに関してはデータベースが変わっても基本は変わりません。そのため、覚えておいて損はありません。

SQLは苦手だから、試験では捨ててる……という方も多いようですが、役立つ知識なので頑張って勉強してみてください。

客先面談でアピールポイントになる。

ここからは、基本情報や応用情報を合格している場合のメリットをご紹介です。

客先常駐開発(派遣)を主な業務としている会社では、”客先面談”というものを行うことがあります。客先面談とは簡単に言ってしまうと常駐開発を行うプログラマやSEなどのITエンジニアの方が、その常駐先の開発に適しているかどうか、客先の方と面談を行い確かめることです。

詳しくは、下記記事をどうぞ

IT業界でよくある面談とは?面談の流れと注意点・コツご紹介
客先常駐開発(派遣)を行っている方は面接と似たような「面談」を行うことが多々あります。ここでは「面談」の流れと意識すべき注意点、採用されるためのコツを紹介しています。

この面談で自分を売り込むためのアピールポイントとして基本情報や応用情報は有効です。
この面談で落ちてしまうと、会社での勉強や雑務、最悪の場合待機という状況にもなりかねません。

面談で合格するためにも、ぜひ合格しておきたいです。

手当がつく場合がある。

会社によって異なりますが、基本情報や応用情報を合格していると、手当がつく場合があります。そのため、業務で役立つ云々以前にお金をもらえるのですから合格しておいて損はありません。

ここで注意しなくてはいけないのが、手当ではなく、合格したら金一封という可能性があることです。この場合は、会社に勤めている間に合格した場合お金がもらえるので、学生時代に合格してしまうと少しもったいないです。

そのため、学生時代は勉強だけしておいて会社に入社したら挑戦してみるというのも1つの手でしょう。

手当がつくのか、金一封なのか、はたまた何もないのか、就職しようと思っている会社がどれに当てはまるのか調べてみましょう。

おわりに

ここまで、基本情報技術者試験や応用情報技術者試験が業務に役立つのか、メリットなどを書いてきましたがいかがでしたか?

今回紹介した6つの内容が当てはまらないIT企業もあるでしょう。しかし、基本情報や応用情報を合格していることがマイナスに働くということはありません。

是非挑戦してみてください。

それでは今回はこの辺で。
ではでは!

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